プロコンのスティックを交換したら補正が出来なくなる!?

補正が出来ない Proコントローラー

ニンテンドースイッチのProコントローラー(純正品)でゲームを遊んでいて、キャラが勝手に動いてお困りではありませんか?

ニンテンドースイッチのプロコン(純正品)の故障で、最も多いのはスティックのドリフトです。

ドリフトとは

スティックを操作していないのに勝手に動く現象のことを言います。

ドリフトと言うかどうかはわかりませんが、逆にスティックを倒しこんでいるのに進まなかったり戻されると言う不具合もあります。

 

こういったスティックの不具合はセンサー内部の汚れ、白い粉、埃、動物の毛、摩耗、など色々な原因があります。

またドリフトなどの誤作動ではなく押し込みボタンが反応しなくなったり、物理的な故障もあります。
基本的にスティックの故障はアナログスティックを交換すると改善されます。

アナログスティック

※ スティックのグリップキャップが折れた場合はグリップキャップを交換するだけで直ります。

スティックのグリップキャップ

 

アナログスティックを交換するとセンターの位置がズレているので、スティック補正をする必要があります。
交換後、補正画面で倒しこむと通常はカーソルが下の画像のようになります。

補正が出来る印

しかし補正画面でスティックを倒しこんでも、端までいかなくて▽の色が変わらないことがあります。

補正できない印

原因はアナログスティックの不良品です・・・。

プロコンのアナログスティックは、プロコンが発売された当初から不良品が非常に多く出回っております。

不良品には様々なタイプがあり、補正が出来ないだけではなく下記のような症状もあります。

・ 補正は出来たが微妙な操作が出来ない(デッドゾーンの広さなど)

・ アナログスティックの裏の形状が純正品とは異なって少し浮いた状態になる

現在(2022年4月時点)もそれは変わっておりません。

僕はコントローラー修理Preludeと言うネットショップでゲーム機やコントローラーの修理をしています。

今までのプロコン修理実績1000台以上(2022年7月現在)からわかることがあります。

この記事では

・ なぜプロコンのアナログスティックは不良品が多いのか

・ 何処で購入したら不良品を買わなくて済むのか

この2点について詳しく解説していきます。

 

この記事を読むと

・ アナログスティックをこれから購入する人は不良品を買わないで済む

・ 正常なアナログスティックに交換することでドリフトがなく快適にゲームが出来る

・ 不良品を購入してしまった方は、センサーを交換することで直る可能性がある

上記のメリットがあります。

センサー交換についてだけ知りたい方こちらから、アナログスティックの購入先だけ知りたい方こちらにお進みください。

 

エアーダスター、接点復活剤では直りません

前提として、プロコンのスティック不良は、エアーダスターや接点復活剤では根本的には直りません。

プロコンのスティック修理を毎日のようにやっていますが、分解すると2、3台に1台は基板全体がベトベトになっております。

これは修理に出す前に自分で分解して接点復活剤などを吹いた痕跡です。

接点復活剤

こういった故障品を数多くみてきました。これは接点復活剤では直らなかったので修理に出したということです。

一時的には改善されることも多いがすぐに再発する

スティックセンサーの中に埃や白い粉などが入り込み誤作動することがあります。

そういった場合は、エアーダスターなどで掃除をすると一時的に直ることもありますが近いうちに再発することが多いです。

ある程度使い込んだコントローラーのスティックは交換しないと直りません。

スティックは消耗品

老朽化した車

ジョイコンやプロコンのスティックは消耗品です。
寿命については経年劣化、プレイ時間、保管状態、使い方など様々な要素で変わってきます。

【参考】
僕の個人的な経験談ですが・・・

新品のプロコン左右スティックともにプレイ時間約1000~1500時間で誤作動するようになりました。

実験的に分解、掃除をして一時的に直りましたが、プレイ時間が200時間もしないうちに再発しました。

その後は掃除しても改善されませんでした。

スティック交換後は同じく1000~1500時間で誤作動しました。

※ 遊んだゲームは8割スプラトゥーン2、残りの2割はRPG、モンハンライズなどです。

比較的、丁寧に使っていた方だと思います。
使用する度にスティックのグリップ周りをウエットティッシュで拭いたりしていましたので、分解すると綺麗な状態でした。

 

プロコンのスティックは消耗品ですが、日ごろの簡単なメンテナンスをすることで寿命が大きく延びる可能性があります。

興味のある方はこちらの記事【プロコンのスティックを壊れにくくする予防対策(分解なし)】をご覧ください。

プロコンのスティックを壊れにくくする予防対策(分解なし)
スイッチのプロコン(純正品)のスティックは消耗品なので使用しているといつかは必ず壊れます。プロコンスティック修理歴1000台以上の修理者がスティックを壊れにくくするための対策を詳しく説明していきます

使用頻度が少ないのに誤作動した場合は掃除も有効

購入して普通に使用していたのに1ヶ月で誤作動するようになった時などは、掃除をすると直る可能性が高いです。

プロコンの正しい掃除のやり方は別記事【Proコントローラー スティック修理前にやるべき3つのこと!!】で詳しく説明しております。

※ 間違った掃除のやり方をすると症状が悪化することがあります。

掃除しても改善されない、またはすぐに再発するようでしたらアナログスティックを交換しないと直りません。

アナログスティックの不良品

アナログスティックの部品は、Amazon、楽天、Yahoo!ショッピングなど色々なところで売っておりますが、不良品が非常に多いです。

● Yahoo!ショッピングは当店のアナログスティックを買えば間違いありません。

・ プロコンアナログスティック2個セット

・ プロコンアナログスティック2個 低融点はんだセット

スティック低融点はんだセットサムネ低融点はんだとのセットがオススメです。

 

一般的に売られているアナログスティックは大きく分けて3種類の不良品があります。

①スティック交換後、補正が出来ない

スティックを装着後、補正が出来なくなります。(これが一番多い)

スティック補正画面

通常スティックを交換すると、ニュートラル(センター)の位置が微妙にずれていることがほとんどなので、交換後にSwitch本体のスティック補正画面で、補正をしなければ正常に動きません。

補正画面で各方向に倒しこんでも端っこまで到達しないため補正が出来ません。

補正できない

この症状になる多くの原因はスティックセンサーの不良品によるものですが、スティックの取り付け方が斜めになっていても補正が出来なくなることがあります。
しっかりと奥まで真っすぐに取り付けてください。

※ 力技でスティック周りのハウジングを削ると言う方法もありますが、お勧めしません。
削りすぎるとスティックを倒しこんだ後、自然に戻らなくなることがあります。また操作感も変わります。

②補正は出来るが微妙な操作が出来なくなる

補正画面で補正は出来たが操作感(デッドゾーンなど)が変わった

・ ニュートラルの遊びが大きい(スティックを半分ほど倒してようやく動き出す)

・もう少し倒すと走り出す(半分倒してキャラをゆっくり動かすことが難しい)

・ 微妙な操作が出来なくなる

・ 倒している角度の方向に動かない(下の画像のように8方向しか動かなくなる)

スティックの動く方向

こういった症状になる場合があります。

③スティックの裏側の形状が異なる

裏側の形状が純正品(元々付いていたスティック)とは異なっているため、基板に奥まで装着できないので、スティックが少し浮いた状態になります。
そのため、ハウジングを閉めるとスティックのグリップがハウジングに干渉してしまいスティックを倒して手を離しても戻ってこなくなることがあります。

不良内容によっての対処方法

今まで挙げた不良内容は、症状ごとに対処方法があります。

スティック部品の裏の形状が異なる場合

③の場合はセンサー自体が問題なければ、裏を削って高さを合わせれば使えます。

※ 大半はスティックセンサーも不良です。

スティックセンサー交換で直る

①②の不良の原因はどちらもスティックセンサーの不良品(正確にはProコントローラー用のセンサーではない)です。
スティック自体の問題がなければ、センサーのみ交換すれば正常に動作します。

当店でスティックセンサーを販売しておりますので宜しければご利用ください。
※ 1つのスティックで、上下センサーと左右センサーの2個必要です。

Proコントローラーのスティックセンサー交換方法は別記事【プロコンのスティックセンサー交換方法!スティック交換よりも簡単!】で紹介しております。

何故アナログスティックの不良品が多いのか?

疑問点

販売店は修理をしていない

販売をしている店の大半は修理をやっておりません。
そのため商品知識がなく、検査をせずに仕入れて売っているだけだからです。

実は不良品ではない!?

ニンテンドースイッチのProコントローラー(純正品)にとっては不良品ですが、他のコントローラーでは正常に動作する場合もあります。

例えばデュアルショック4用のアナログスティックを、プロコン用として売っているような店も多々あります。

各コントローラーごとに、定格のセンサーの形状や抵抗値などが異なりますので、違うコントローラーのスティックを取り付けると操作感が変わります。
※ 抵抗値だけで判断できないこともあります。

Proコントローラーのスティック部品の購入について

プロコンのアナログスティックは不良品が出回っております。
半分以上が不良品です。

信頼できる販売店から購入する

信頼関係

基本的にプロコンの修理をしている店の部品の方が不良品は少ないです。

購入する場合はレビューなどをよく読んでご購入ください。
楽天ヤフーショッピンングはショップごとに販売しておりますが、Amazonは同じページの商品を複数の販売店が売っておりますので購入する販売店をしっかり確認してください。

ネットショップで販売

僕の経営しているコントローラー修理Preludeで販売しているプロコン専用アナログスティックを購入して頂ければ間違いないです。

プロコン専用アナログスティック

 

ヤフーショッピングコントローラー修理Preludeヤフー店でも同じアナログスティックを販売しております。価格も同じです。

今までに、この部品を使って千台以上交換しておりますが不良品は今のところ一つもありません

※ 大前提ですが正しい交換作業をしてください。はんだ作業も必要になります。

プロコンのスティック交換を自分でやる方は、準備~修理後の動作テストの記事も【準備編】【実践編】【はんだ作業編】と3つに分けて丁寧に解説しております。
初めてやる方は是非参考にしてください。

 

ネットショップで郵送修理やっています

はんだ作業に慣れていない方や、自信のない方は、コントローラー修理Preludeで全国郵送修理をやっておりますので、宜しければご利用ください。
ヤフー店でも同じ修理価格でやっております。

・ プロコンLスティック修理 1980円(税込)

・ プロコンRスティック修理 1980円(税込)

・ プロコンLR両方スティック修理 2980円(税込)

※ 往復送料が別途かかります。

コントローラー修理Preludeを詳しく紹介している記事【コントローラー修理Preludeの取扱説明書(ご利用前にお読みください)】がありますので、興味のある方はご覧ください。

コントローラー修理Preludeの取扱説明書(ご利用前にお読みください)
ゲーム機やコントローラーなどの郵送修理、部品販売を格安でやっております。ショップを安心してご利用して頂くために『注文方法』『修理の注文~修理品到着までの流れ』『持ち込み修理』『修理後の保証』など詳しく説明しています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました