ジョイコンのスティック部品はどれが正解? 井形?第4世代?

ジョイコンスティック画像 ジョイコン

ジョイコンのスティックは非常に壊れやすい所です。
触っていないのに勝手に動いたり、押し込みボタンが反応しなくなったりします。

この症状はスティックの部品を交換すれば直ります。

ジョイコン分解画像

修理方法もネットで調べれば、動画や図解解説などがいくらでも出てきます。

部品もAmazon、楽天、ヤフーショッピンング、フリマサイトなどで売られておりますが、どこで買っても同じだと思っていませんか?

僕はゲーム機やコントローラーの修理をしていて、ネットショップを経営しております。

ジョイコンの修理実績2000台以上の経験から一般の方よりもわかることがあります。

実はスティックの部品は裏の形状によって寿命や壊れやすさなどが変わります。

この記事では

・ スティックの部品は何処で買ったらいい?

・ スティックの裏の形状は色々あるけどどれがいい?

上記の2点について詳しく解説していきます。

この記事を読むと

・ ジョイコンスティックの裏の形状によっての性能の違いが判る

・ スティック基板の購入で失敗しない

こういったメリットがあります。

これから自分で修理してみようと思っている方はもちろん、自分で何度も交換修理している方にとっても有用な情報になると思います。

スティックの部品は何処で買ったらいい?

ジョイコンのスティックの部品は、基本的にはインターネットで販売していて店舗では販売されておりません。

ドン・キホーテで売られていました。中の部品は第1世代でした(2021年11月現在)のでオススメしません。

スティック部品の不良品について(新情報あり)

部品はAmazon楽天ヤフーショッピンング、フリマサイトなどで売られております。
ジョイコンのアナログスティックは、比較的不良品の少ない部品でした。

新情報

信頼できていた第2世代、第4世代で不良品が流通していることがわかりました。
※ 正確には動作にクセがありFPSなど微妙な操作が求められるゲームをするには難があるスティック

当店で販売した部品、修理した部品には使用していないのでご安心ください。

詳しくはこちらの記事【ジョイコンのスティック第4世代に不良品!購入前にお読みください】で紹介していますので併せてご覧ください。

買ってはいけないスティック

下の画像のスティックと第1世代は買わないようにしてください。
理由は後述します。

不良品が多いスティック

第1世代↓

第1世代のスティック

スティック部品の裏の形状はどれがいい?

スティックの裏の形状の種類は、僕が見ただけでも10~15種類あります。
実際流通しているのはもっとあるかもしれません。

現在主に流通している物はこの3種類です。

現在流通している物

形状によって、第4世代とか名前を付けられたりしている物もあります。

第1世代

第1世代と言われている物(下の画像)は、寿命が短くスティックの押し込みボタンが壊れやすいでです。

第1世代のスティック

一番不良品が多いスティック

下の画像のタイプも良くないです。
あまり売られていませんが、今まで見た中で一番不良品が多かったスティックです。

具体的にはニュートラルで安定していなかったり、補正後スティックを倒しこんでも、途中までしか倒しこんでいない判定になることがあります。

不良品が多いスティック

この部品は避けて買いましょう。

純正品は第2世代

ジョイコンのスティック純正品は、第2世代の井形かH型です。
※ 2021年11月現在は井形の方が多い

スイッチライトでは70%ぐらいがこのタイプです。

第2世代 純正品

※ 井形で第2世代でも第3世代でもない模倣品のようなものも販売されていますので注意してください。

初期の頃の純正品は全てH型(下の画像)でした。第1世代同様に押し込みボタンが壊れやすいです。

純正H型

最新型の第4世代

現在売られているスティックで最も新しいのが、第4世代(下の画像)と言われているスティックになります。
押し込みボタンは第2、第3世代同様に改善されています。

最新型のスティック

形状による機能の違いについて

形状により不具合が出やすかったり出にくかったりするのには理由があります。

押し込みボタンが改善されている

第2~第4世代は押し込みボタンが改善されております。

第1世代やH形の初期の純正品は、裏のアルミフレームの形状に問題が有り、押し込みボタンを強く押すことでフレームが変形します。
変形の症状がひどくなると押し込みボタン自体が押せなくなります。

第2~第4世代はフレームが補強されており押し込みボタンの不具合が出にくくなっております。

第4世代(最新型)はフレームの剛性が強い

第2と第3世代の違いについては形状が違うだけで機能的には変わりません。

最新型の第4世代も大差はありませんがフレームの剛性が強くなっています。

第2世代 フレーム
第4世代 フレーム

上の2つの画像を比べてください。
第2世代は、4辺の内2辺は画像の注目の右側のようにフレームを曲げて樹脂部分に固定されています。
残りの2辺は樹脂の爪に引っかけて固定しています。この樹脂の爪はあまり強くありません。

一方第4世代は4辺ともフレームを曲げて樹脂部分に固定されています。

これが一番大きな違いです。

フレームの剛性で変わること

ジョイコンのアナログスティックは、スティック基板の樹脂部分とアルミフレームに出来る隙間(下の画像の赤線の所)が大きくなると誤作動が起こりやすくなります

誤作動しているスティックを、下から底の部分を押さえると正常に戻ることもあります。

そのためフレームの剛性は強ければ強いほど不具合が出にくいと言うことになります。
とは言え第2世代でも第1世代の物と比べると、進化しているので第4世代と比べて大差はありません。

ちなみに第1世代のフレームは2辺は第2世代のように爪で引っかけられ残りの2辺はコの字に付けられいます。

押し込みボタンを多用するとコの字のフレームが曲がって隙間が出やすい作りです。

結論:第2世代(井形)以降の物はどれでも良い(新情報あり)

現在出回っている代表的なスティック以外の物は、正直なところわかりません。

しかし

井形の物(第2、第3世代)や第4世代と言われている物は、どれを選んでも問題ありません。

【追記:2022年6月22日】第2世代、第4世代で不良品が流通していることがわかりました。
※ 正確には動作にクセがありFPSなど微妙な操作が求められるゲームをするには難があるスティック

以下の物は購入を避けてください。

買ってはいけないもの
・ 第1世代
・ 前途の不良品が多いスティック
・ 見たことのない裏の形状のスティック
・ 裏の形状をしっかりと明記していないスティック

第2~第4世代のスティックも消耗品

お勧めは第2~第4世代までのスティックですが、これを選んだからといって壊れない訳ではありません

強引な使い方をしていると、交換したばっかりでもスティックが折れてしまうこともあります。

ジョイコンのスティックは消耗品です。
しかし、今回紹介した第1世代や不良品の多いスティックと比べると、作りがしっかりしているので、普通に使用していれば耐久性は高いと考えられます。

スティック部品の販売、修理しています

僕の経営してるネットショップで、ジョイコンスティックの部品の販売や、ジョイコンスティックの修理をやっております。

スティック部品販売

・ ジョイコン アナログスティック基板 2個セット 980円(税込)
部品の種類は現在、第2世代(純正品)と第4世代(最新型)があります。

追記(2022年6月) 現在は第2世代(純正品)のみ販売しております。
※ 仕入れた第4世代に不具合があったため
追記(2022年8月) 正常な商品が入荷したので現在は第2世代(純正品)と第4世代(最新型)の両方を販売しております。

 

スティック修理

・ ジョイコン スティック修理 左右共通 980円(税込)
部品代、作業代込の値段になります。

 

部品の販売に関してはAmazonの方が安く売られております。

修理は格安でやっておりますので、宜しければご利用ください。

ネットショップのご利用にあたって【コントローラー修理Preludeの取扱説明書(ご利用前にお読みください)】の記事で【修理の流れ】、【持ち込み修理】、【送料】などを詳しく説明しておりますので、ショップで修理をお考えの方はご覧ください。

コントローラー修理Preludeの取扱説明書(ご利用前にお読みください)
ゲーム機やコントローラーなどの郵送修理、部品販売を格安でやっております。ショップを安心してご利用して頂くために『注文方法』『修理の注文~修理品到着までの流れ』『持ち込み修理』『修理後の保証』など詳しく説明しています。

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