スイッチライト ソフト読み込まない! 無料で直せる超簡単な方法!!

ソフト読み込まない 無料で直せる? スイッチライト

スイッチライトにゲームソフトを入れると、エラー表示が出たり反応がなかったりしてソフトを読み込めない・・・。

そんな症状でお困りではありませんか?

僕はふだんゲーム機やコントローラーの修理をしていて、コントローラー修理Preludeと言うネットショップを経営しております。

しかしスイッチライトのゲームカードが認識されない症状は・・・

・ 修理に出さなくても直る
・ 自分で分解しないで直る

可能性があります。

良い方法

スイッチライトのゲームカード読み込み不良の原因は、大きく分けて2つあります。

① ゲームカードスロットピン、及びゲームカードの接点部分の接触不良

② ゲームカードスロットのピンの変形や折れ

この2つの内、①の接触不良の場合は正しい掃除をすると確実に直ります

しかし、②のピンの変形や折れはゲームカードスロット(下の画像の部品)を交換しないと直りません。

カセットスロット単体

この記事では

・ 読み込み不良の原因が、ピンの変形や折れなのか、接触不良なのかを見分ける方法

・ 接触不良の場合の掃除のやり方

この2点について説明していきます。

 

この記事を読むと

・ ゲームカードを読み込まない原因がわかる

・ 接触不良でゲームカードを読み込まない場合は分解しないで直せる

こういったメリットがあります。

この記事はスイッチライトのゲームカード読み込み不良の内容になります。

旧型スイッチ本体のカセット読み込み不良は、カセットスロット基板の断線の可能性もありますので、ピンが正常な状態で掃除しても直らないことがあります。

有機ELモデルも接点不良の場合はこの方法で直ります。

余談ですが、ほとんどの故障箇所はスイッチよりもスイッチライトの方が壊れにくいです。

興味のある方はこちらの記事【スイッチライトはスイッチよりも壊れにくい!!】をご覧ください。

スイッチライトはスイッチよりも壊れにくい!!
スイッチとスイッチライトどちらを買おうかお悩みのあなたに、修理者からの貴重な情報をお教えします。どちらが壊れやすい?どの箇所が壊れやすい?予防策は?修理代は?こういった悩みにお答えします。

 

 

ゲームカードとゲームカードスロットのチェック

ゲーム機のゲームカードスロット部分と読み込まなかったゲームカードを、目視でチェックしてみてください。

細かくてよく見えない時は、虫眼鏡や拡大鏡などで見てください。

ゲームカードスロット側

下の画像は、ゲームカードを入れる部分です。(画像はSwitchですがSwitch Liteも同じです)

カセットスロットのピン

画像の赤で囲っている所にピンが17本あります。
このピンが変形、折れなどがなければ掃除で直る確率が高いです。

・ 他のピンと比べて明らかに違う方向に向いているピンがある

・ ピンが折れている

ピンが1本でもこのような状態であれば、ゲームカードスロットを交換しなければ直りません。

※ カードスロットが壊れている状態でゲームカードを入れると、ゲームカードの接点部分にキズが入ります。
ゲームカード自体も壊れてしまうことがありますのでゲームカードを入れないでください。

掃除をしても絶対に直らないのでこちらをご覧ください。

 

ゲームカード側

ゲームカードを一回でも本体に入れると、通常は金色の部分に金属で擦れたような線が必ず入ります。

画像の赤で囲っているところをチェックしてみてください↓

スイッチ カセットの接点部分

 

カセットの接点部分 ピンポイント画像をクリック(タップ)すると拡大されます

問題はその線が画像の白で囲んだところのように、真ん中に細い線が1本ずつきれいに入っていれば、ピンの変形がない可能性が高いので掃除で直る確率も高いです。

カセット接点部分の拡大※ 白で囲んだところだけでなく、金色の部分の全てに擦れた線があります。

この線が画像のような太さではなく

・ 明らかに太い
・ 途中で曲がっている
・ 途中で途切れている

このような状態でしたら、ピンが変形しているか折れているかのどちらかですので、ゲームカードスロットを交換しなければ直りません。

 

ゲームカードスロットの掃除

ゲームカードスロットのピンが問題なさそうでしたら掃除してみましょう。

スロットの掃除に使う道具の作り方

掃除するための道具を作ります。

ダンボール(厚さ1mm程)と紙やすり(#1000)を用意してください。

道具の作り方

① ダンボールを2㎝×7㎝に切る

② 紙やすりを2㎝×5㎝に切る

③ 切ったダンボールと紙やすりを、両面テープできれいに貼る

 

紙やすりを加工したもの

こんな感じです

ダンボールは厚すぎるとピンが変形してしまいます。

スロットの掃除のやり方

ゲームカードスロットの掃除のやり方を説明します。

用意する物

・ 綿棒(細めの物)
・ 無水エタノール
・ エアーダスター
・ 接点復活剤
・ 紙やすり(先ほど作った道具)

 

スロットの掃除

用意するものが揃ったらスロット内を掃除をします。

※ 画像はスイッチライトではなくスイッチですがやることは全く同じです。

① エアーダスターで軽くスロット内の埃を除去する
※ 息は吹きかけないでください。逆に壊れます。スロットにエアーダスター
② 準備で作った紙やすりでスロットのピン部分をこすって錆や被膜を落とす
下の画像の向きにしてピンにヤスリの部分を当ててください。

スロット紙やすりで掃除
③ エアーダスターでスロット内に溜まったやすりの粉を取り除く

スロットにエアーダスター

④ 無水エタノールを細い綿棒にしみ込ませてピンを掃除する

スロットを綿棒で掃除

届く範囲を撫でる程度にしてください。
※ 綿棒を奥まで強引に突っ込まないでください。ピンが変形して、カードスロットを交換しなければならなくなります。

⑤ エアーダスターで乾かす

スロットにエアーダスター

⑥ 接点復活剤を細い綿棒にしみ込ませてピンに付ける

スロットを綿棒で掃除ここも届く範囲を撫でる程度にしてください。
※ 接点復活剤は少しだけです。絶対に直接付けないでください。

 

ゲームカードスロット掃除した後にやるべきこと

① ゲームカードを差し込んで認識されるかテストしてください。

② 読み込まなければゲームカード側が問題の可能性がありますので他のゲームカードで試してください。

③ 他のゲームカードも読み込まない場合はゲームカードスロットが壊れている可能性が高いです。
もしも新品のゲームカードを読み込まない場合は確実にスロットが壊れていますのでこちらをご覧ください。

接点不良の場合はゲームカードスロットを掃除すると、ほとんどの場合は読み込めるようになります。

ゲームカードによって読み込むようでしたら、読み込まないゲームカードを掃除することで直ります。

ゲームカードの掃除

スロットを掃除して、ゲームカードによって読み込むものと読み込まないものがある場合は、読み込まないゲームカードを掃除しましょう。

ゲームカードの掃除に使う道具の作り方

ゲームカードの掃除に使う道具を作ります。

綿棒と紙やすり(#1000)を用意してください。

① 綿棒の片方の先を切る(適当な細さの棒があればそれで代用できます)

綿棒を加工したもの

② 紙やすり(#1000)を1㎝×3㎝に切る

紙やすり

③ ①の綿棒の棒の部分に両面テープを張る

綿棒を加工したもの

④ ③の綿棒の棒の部分に②の紙やすりを巻く

綿棒に紙やすりを巻いたもの

これで完成です。

ゲームカードの掃除のやり方

ゲームカードの掃除のやり方を説明します。

用意するもの

・ 綿棒(細めの物)
・ 綿棒に紙やすりを巻いたもの(先ほど作った物)
・ 無水エタノール
・ エアーダスター
・ 接点復活剤

ゲームカードの掃除

用意する物が揃ったらゲームカードを掃除します。

ゲームカードは下の画像の赤で囲んだ金色の部分を掃除します
スイッチ カセットの接点部分先ほど作った綿棒は②の作業のみで使用します。それ以外は普通の綿棒です。

① 準備で作ったものではない綿棒で埃や異物を除去します

ゲームカードを綿棒で掃除

② 準備で作った綿棒のやすりの付いている部分でこすって錆や被膜を落とします

カセットと掃除するもの

③ エアーダスターで神やすりの粉を飛ばします

ゲームカードをエアーダスターで掃除

④ 綿棒に無水エタノールをしみ込ませて軽く掃除します

ゲームカードを綿棒で掃除

⑤ 綿棒に接点復活剤をしみこませて付けます

ゲームカードを綿棒で掃除

 

これでゲームカードの掃除は完了です。

ゲームカードとスロット両方を掃除しても読み込まない場合は、スロットを交換しないと直らないでしょう。

掃除しても直らない、ゲームカードスロットが壊れている場合

ピンの変形やピン折れなどの症状は、ゲームカードスロットを交換しないと直りません。

自分で修理すると安くすむがリスクがある

・ スロットのピンが変形している、折れている

・ スロットとゲームカードの両方を掃除しても直らない

上記のような症状は、スロット自体が壊れています。

スロットの部品を購入して自分で交換修理することも出来ます。

しかし今までに、スイッチライトを自分で修理しようとして、壊してしまった例をいくつも見てきました。

スイッチライトはジョイコンやプロコンと違ってゲーム機本体です。

ジョイコンやプロコン等は、万が一壊してしまっても買い替えればいいかもしれませんが、スイッチライトを壊してしまうと、本体ごとの買い替えになるので高額になりますし、最悪の場合データもなくなります。

 

自分で修理をする方へ

リスクを考慮した上で自力で直したいと言う方は、【スイッチライト ソフト読み込まない2つの分解修理方法 完全図解】で修理方法を解説しております。

スイッチライト ソフト読み込まない2つの分解修理方法 完全図解
スイッチライトにゲームソフトを入れるとエラー表示が出てソフトを読み込まない。ゲームカードスロットのピンの変形や折れなどが原因の場合はスロットを交換しないと直りません。2つの修理方法(難易度、部品代が変わります)分解手順を詳しく解説していきます。

修理方法を熟読してから自分でやるか修理に出すかを判断してください。

自分で修理をしようと考えている方はコントローラー修理Preludeで部品を販売しております。

・ スイッチライト ゲームカードスロット基板 2480円(税込)

スイッチライト カセットスロット基板カードスロット基板ごとの交換は、はんだ作業がありませんので自分で修理する方にはこちらがオススメです。

 

・ スイッチライト ゲームカードスロット単体 (Switch共通部品)980円(税込)

カセットスロット単体

※ カードスロット単体の交換は安く修理できますがはんだ作業があり難易度も高い修理内容になります。

宜しければご利用ください。

修理に出す方へ

修理に出そうと考えている方は、コントローラー修理Preludeで修理もやっております。

・ スイッチライトソフト読み込み不良の修理 3480円(税込)

ゲームカード読み込み不良の修理部品代、作業代込の料金です。
※ 郵送修理の場合は送料が別途かかります。

宜しければご利用ください。

コントローラー修理Preludeで修理を頼もうとお考えの方は、ショップの紹介記事【コントローラー修理Preludeの取扱説明書(ご利用前にお読みください)】で『注文のやり方』や『修理の流れ』などを詳しく説明しておりますので一度ご覧ください。

コントローラー修理Preludeの取扱説明書(ご利用前にお読みください)
ゲーム機やコントローラーなどの郵送修理、部品販売を格安でやっております。ショップを安心してご利用して頂くために『注文方法』『修理の注文~修理品到着までの流れ』『持ち込み修理』『修理後の保証』など詳しく説明しています。

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